先日、会報編集委員長から、投稿者からの添付ファィルが添付されていないのはどう言うことでしょうか?と連絡がありました。
そこで投稿者から管理人のところへも同じメールを送信してもらいました。
管理人はWindows95以来EdMaxと言うマイナーなメールソフトを利用しています。これはテキスト表示メインのメールソフトです。
html形式のメールが主流となっていますが、html形式はまれにウィルスが含まれるものもあり、開いたら感染と言う恐れがあります。
当時、セキュリティソフトも優秀でなかったこともあり、html形式は内容をテキスト表示されるので使っていました。
今回、届いたメールに添付されていたのはwinmail.datと言う見慣れない添付ファイルでした。
ネットで検索をするとMicrosoft社のメールソフトOutlookでOffice系のファイルを添付し、html形式のメールで送信すると自動変換されてwinmail.datになるそうです。
テキスト形式で送信するとそのままの形式で送信されるらしいのですが、Windowsのメールソフトは初期設定でhtml形式送信になっています。
これは送信時に変更することが出来ますが、皆さん初期設定のままのhtmlで送信されている様です。
受信したメールヘッダー情報から送信者のメールソフトはOutlookであることが分かりました。
メールには送信先や経由先、使用メールソフトなどの情報がヘッダーに記載されていますが、通常は表示されません。
怪しいメールはこのヘッダー情報を確認するのが一番です。
この添付ファイルを開けるのにはと再度検索したところ下記の説明がありました。
https://www.uneidou.com/891.php
winmail openerをダウンロードし、使ってみました。
無事に開くことが出来ました。
今から20年ほど前にとある会社がOffice系のファイルを受信し、会社全体がウィルス感染した事件がありました。
そのメールはウィルスメールでExcelなどはVBAと言うプログラムが組めます。そのプログラムがウィルスだったのです。
開いた途端に会社全体のパソコンに感染したと言うわけです。
メールは途中いろいろなサーバーを経由します。その経由先でウィルス汚染されたことも考えられ、こう言うwinmail.datに自動変換する様になったのかなと思います。
現在でもWindows標準のメーラーでは実行ファイル(.EXE)などを添付されたファイルは勝手に削除してしまいます。
パソコン通信時からネットメールを利用している者にとっては非常に迷惑なメールソフトで一度もメインでは利用したことはありません。
委員長にこのwinmail opener を紹介しましたが、ダウロードされたファイルが何処にあるのか分からないとの返事。
次回の委員会時にUSBメモリーで持参することにしました。
ダウンロード先のフォルダーの確認はしましょう。